覚書（おぼえがき）とは、「簡潔な内容で取り交わす契約書の一種」です。

契約書との違いとしては、記載内容の粒度や文量の点が挙げられます。

契約書は、比較的硬い文章で詳細な点にまで言及されるため、文量も多くなる場合が多いです。
一方で覚書は、簡潔に作成されることが多く、双方の確認における労力を省く意図で用いられたりします。

例えば、既に契約関係にある相手との、部分的な契約内容の変更に際しては、契約書を新たに作成するのではなく、覚書で済ませるなどのケースがあります。

ただ、覚書も契約書の一種であるため、法的拘束力は契約書と変わりません。